ベタの魅力3選
[ 魅力① ] 豊富なバリエーション
ベタは種類がとても豊富であなた好みの子にきっと出逢えるはず。どのような魚なのか、まずは動画と写真でご覧ください!
『ダブルテール♀』
本物の鯉のような美しいコイカラーでふたつに分かれた尻尾はハートマークにも見えてキュート。
『ハーフムーン♂』
ベタといえばこのカタチ。ふわっと舞う尾ひれは気品があり優雅な姿を見せてくれます。(写真:photo AC)
『プラカット♂』
プリっと短い尾ひれが特徴。丈夫で活発な子が多い印象で飼いやすいです。
色・姿ともに数え切れないほどの種類がありますよ!
[ 魅力② ] 人懐っこくかわいい性格
ベタは「人懐っこくかわいい性格」な子が多いように思います。慣れてくると”えさくれダンス”を踊ってくれたり、水槽の中からじーっとこちらを見ていたりします。
寝ぼけてるところを覗くとピクッとなってあくびをしたりもします。ずーっと見ていらる時間泥棒なお魚です。
[ 魅力③ ] 省スペース・省エネ!
(最低限の)設備は小型水槽だけで十分です!底砂やポンプ、フィルター、電源…大きな水槽のスペース、全て不要です初期費用を抑えたい方にも嬉しいですね。♪
実際に見てみたい場合
ベタは熱帯魚の専門店やホームセンターのアクアコーナーで販売されていて、もちろん見るだけもOKです。ベタの飼育に慣れるまでは実店舗での購入がおススメです!
- まずは身近なペットショップ(2~3店舗比較を推奨)でベタを見てみましょう。
- ネットショップで購入する場合はベタを守れる知識を身につけましょう。
ベタの基礎知識
ベタは闘う魚;闘魚(とうぎょ)
特にオスは縄張り意識が強く、混泳させると攻撃しあう習性があります。ベタ発祥の地、タイではオス同士をひとつの容器にいれて闘わせてどちらが勝つか賭け事をしていました(賭博は規制されていますが…今でも行われているとかいないとか)。
ちなみに威嚇中のベタちゃんはエラが立ち上がってまん丸↑威嚇だけど残念ながらかわいいですよ~
コップで飼える?
ベタは空気呼吸ができるのでエアポンプ等がなくても飼育することができます。『コップで飼えます』とうたっているお店もありますが…ベタ愛好家としてはおススメしません。
“小さめの水槽でも飼える”が正しい表現だと思います。
コップでも飼育は可能ですが十分に運動するスペースもなく、水質はすぐに悪化します。ベタには相当なストレスが発生することでしょう。
適切な飼育方法で育てることで見た目も健康状態も見違えるほどよくなります!
ベタの価格
2022年現在の価格はおおむね下記のようになっています。
- 低価格のベタで800~2,000円ほど
- ショーベタ(模様や体型のかなり良いもの)で3,000~12,000円ほど
- 特にこだわり抜かれたベタだと30,000円ほど
長く愛するペットですので妥協で選ばず、お気に入りの子を無理のない価格で見つけられると良いですね。
ベタの寿命
一般的にベタの寿命は2~5年といわれています。実際に購入するのは成魚になった個体ですので少なくとも3か月ほどは経過しているはずです。
稚魚から育ててみたいという方は繁殖にチャレンジしてみましょう。一度に数百匹生まれることもあるので、チャレンジする際は十分な知識を身につけて責任をもって行いましょう。
オス・メスの見分け方
一番確実なのは「輸卵管」の有無を見ることです。
メスのお腹には卵を排出するための卵管が飛び出て見えます。とても小さいですが、ある程度成熟した個体ではよく見ると確認できます。
そのほかの見分け方としてはメスは体がコロッと小さく、ヒレも小さめです(写真のメスは体が長め)。体型でざっくり判断→輸卵管の確認の順で見ることが多いです。
初心者が知っておきたい専門用語
- フレアリング
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ベタが威嚇/求愛をする際にヒレを広げる行動。ヒレが大きく広がるので一番きれいに見える状態です。
ヒレの先まで血液を巡らせるためにも1日に2回(15分ほど)させると良いとされています。
ペットショップでは水槽の間に仕切り板が置かれていることが多く「フレアリングしているところを見たい」と言うと外して見せてくれますよ!
- ショーベタ
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文字通りショー(コンテスト)に出せるクオリティのベタのことです。最初のうちは「特にきれいなものがショーベタ」程度の認識でもよいかと思います。
ショーベタと呼べるかどうかは判断が難しいところではありますがIBC(国際ベタ議会;International Betta Congress)が公表している基準が参考になるかと思います。
- ベアタンク
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底に砂などを一切敷かない水槽のこと。底砂を敷いてフィルターなどで管理するのも良いとは思いますが、私は余計なものを入れないベアタンクによる飼育を推奨します。
- コレクションケース
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水作さんから出ているベタ向けの水槽でS・M・Lサイズがあります。ガラスが薄めなので軽くて持ち運びやすいです。
個人的にはメスならM以上、オスならLを使用すると良い環境をつくりやすいと感じています。
- マジックリーフ
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怪しげな名前ですが「モモタマナ」という樹の落ち葉を乾燥させたものです。
水槽に入れると葉からタンニンや腐食酸が溶け出し、ベタが好むブラックウォーターをつくることができます。
ベタの体調がすぐれない場合や妙に落ち着かない場合など使いどころは多くあります。
マジックリーフの入手が難しい場合は似た効果を発揮するものに「ヤシャブシの実」というものもありますので代用可能です。
- 塩浴(えんよく)
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文字通り水槽に塩をいれることです。浸透圧の関係で魚への負担が和らぐ効果があります。
タイの養殖場でも井戸水を使用しており、海からの塩分がわずかに入っています。
- suma(すーま)
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ヒレのトラブルに有効なお薬。売っていないショップも多いので見かけた際は購入を検討してみてください。
- ベタマンション
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棚に水槽がズラリとならんだ様子はまるでマンション。最上階はお気に入りの子にしたりと水槽の配置も楽しみの一つ。
まとめ:ベタは飼育しやすいが独特
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。
ベタは参入のハードルが低く、毎日の飼育もコツをつかめば難しいことはありません。美しく元気なベタと毎日を過ごせるよう、知識と技術を身につけていきたいですね。
当ブログでは初心者向けの基礎的な内容から、中~上級者でも楽しめる少しマニアックな内容まで扱っていきます。みなさんのベタライフの参考になれるようコンテンツを充実させていきますので、ぜひまたお越しください。
コメント
コメント一覧 (1件)
ベタ愛が凄いですね!
専門的で興味深いです。