HAPPY
with
Betta
Concept
ベタに”縁起”という要素を
お正月飾りや贈り物の胡蝶蘭。縁起が良いとされているものにはその見た目からも特別な気持ちをもらえるものです。
稀にひときわ神聖な雰囲気を感じるベタを見かけます。龍や金鯱のような威厳のある風格、そして花のような可憐な尾ひれ。もし、そんなベタが1匹あなたのもとにいたら…。
本品種の理想は高く完成までの道のりは険しいものになると思います。その歴史も価値のひとつとして見てもらえると嬉しいです。ベタが”縁起物”としても愛してもらえるよう、その起点となるための品種を目指します。
Feature
鳳花の特徴
尾はダブルテールで2つに分かれ、フェザーテールの特徴である羽のような形状をあわせ持ちます。体色は単色のプラチナ(ホワイト)またはゴールドで鳳凰のような煌びやかさを特徴とします。見方を変えれば胡蝶蘭?そんな縁起が良く上品な品種を目指します。
※画像はイメージです。
Parents
- 【♂Male】ダブルテールプラカッド/ピュアゴールド(名前:リン)
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書籍で「ゴールドの表現は珍しい」と目にしていた私は立ちすくみました。そこには黄金一色に輝くダブルテール(オス)が鎮座していたのです。『ゴールドと言いつつイエロー』なものとは別物で”純粋な金色”です。
本物のゴールドを見たことはありますか?
運命の相手を手にした私は自宅に帰り繁殖のことも忘れて、ただその姿に見惚れていました。自由奔放でフレアリングも自分ペースな性格。どこか威厳すら感じる立ち振る舞いです。
- 【♀Female】フェザーテール(鳥の羽)/プラチナホワイト(名前:ユフィ)
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ベタと出逢ってから長く探し求めたフェザーテールのプラチナホワイト(メス)。羽のまとまりもよく天使のような姿でとても気品があります。性格はおしとやかで環境が変わると様子を伺うような繊細さもあります。この子を手にしたとき夢は大きく広がりました。『ベタでありながら鳥の羽。ベタの表現の幅をもっと広げたい』という想いから新たな品種を生み出すことを決意しました。
History
普段はペアリング成功率100%、産卵数も200~300個は得られているので「今回もうまくいくでしょう」と高をくくって挑戦。…ペアリングには成功し産卵に至りましたが、産卵数は数十個と少なくほとんどが無精卵。孵化に至ったのは数匹でした。
親の状態や繁殖環境には入念な準備と工夫をした上で繁殖に挑んでいます。産卵数が少ないのは季節的なものも関係しているような気がしますが、もう少し工夫して2回目の挑戦をしたいと思います。
完全に回復させてから2度目の挑戦です。今回は産卵シーンを確認することができて100個以上の産卵を確認しました。しかし、孵化したのは7匹ほど…なぜでしょう。相性が悪いようには見えないのでより自然な環境に近づけてチャレンジしてみます。メスの負担も考慮しつつ次回の繁殖を考えます。
ようやく第一世代の誕生です!このペアについてはコンディションの見極め方やペアリングの方法を変えたり、水槽の環境を変えたりと試行錯誤を繰り返しました。努力が報われるように元気な稚魚が誕生してくれました。稚魚の質はとても良く、横泳ぎ後すぐにエサを追いまわしていて活発です。大切に育て上げて理想の姿になるまで交配を繰り返します。
透明感のある稚魚ですでにとても美しいです。
【生後約10日】マクロレンズで撮影するとこんなにもキラキラが見られました。尾ひれは少し見える程度です。写真はエサを食べていないときの状態で、まだまだ体がほっそりしている印象がありますね。
【生後約20日】尻びれ、背びれもくっきり写るようになりました。目視ではまだぼんやりという感じです。尾ひれはカメラを使わずとも良く見えるようになりました。体高も出てきて元気に成長してくれそうな安心感があります。
ダブルテール??「第1世代では遺伝の法則的にダブルテールは出ないんじゃないかな?」…と予測しておりますが、どうなるでしょう。
【生後約1か月】マクロレンズではかえって写しにくいような大きさになってきました(簡易的なものを使用しているため)。ブラインシュリンプはあっという間に食べつくします。毎日、大きくなっていっているのが目に見えてわかります。いつ色がつくのか、ヒレのかたちはどうなっていくのか楽しみな時期になってきました。
成長の記録&品種改良の状況を更新していきます。
『鳳花』が完成した際にはECショップとイベントで販売の予定です。状況は当ページにて更新していきますのでブックマーク・SNSのフォローよろしくお願いいたします。
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